五十肩

五十肩の原因

五十肩とは一般的に、40歳〜60歳代の中高年世代に発症する事が多く、腕を自由に動かす事が出来なくなったり、
肩が上がらない・痛いといった症状が特徴です。
また、症状が重くなると、寝ている時に肩の痛みで目が覚めてしまい、睡眠不足になってしまう事もあります。

肩はたくさんの筋肉や関節が協力し合って動かしているため、
どれか一つでも異常が出るとそのほかの筋肉や関節にも負担がかかって、
腕・肩が上がらない・痛いなどの症状が出てきます。

また、猫背などの悪い姿勢が続くと、筋肉の可動域が狭くなってしまい、
動かせる範囲が限られてくるので、筋肉が固まりやすくなります。

一見肩と関係のないような首・背中・腰など肩以外の筋肉に異常がある場合でも、
五十肩のような症状が現れる場合もあります。
それは筋肉のつながりや、姿勢なども関係してくるために起ることなのですが、
裏を返せばこれらの部位も一緒に治療する事で症状の改善が期待出来るということです。

さらに悪い姿勢も改善すれば原因に対してアプローチ出来ているため、
痛みの再発予防につながる根本治療が可能になります。

五十肩の治療

当院ではまず肩関節の動きを改善していくように治療していきます。

連動しあって動いている肩の筋肉の中で、どの筋肉が原因かを明確にし、
動きを妨げている筋肉をやわらかくするように治療していきます。
また、関節と筋肉が協力してスムーズに動くように肩の動きもつけていきます。

五十肩はたくさんの関節と筋肉が良い状態で協力して動くことで症状の出にくい状態になります。

例えば背中など、筋肉が硬くなることで、そこの筋肉が引っ張られて、姿勢の歪みが生じることがあります。
姿勢が歪むと関節の可動域が狭くなります。
その状態で無理やり動かそうとするために痛めてしまうのです。

つまり、肩以外にも肩の動きを制限している原因を探し、全身の筋肉を調整していくことが、
肩の可動域を回復させたり、痛みを抑えたりすることにつながります。

また、一緒に姿勢を治す治療も行っていけば、それだけ効果は大きくなります。

一言で五十肩といっても、どの関節、どの筋肉が悪い状態なのかはその人によって異なるので
患者様1人1人のお体の状態に合わせた治療法を選ぶことが重要です。

五十肩、肩の痛み、腕が上がりにくいなどの症状でお悩みの方は一度当院でご相談下さい。
肩の動きを取り戻して、良い状態で毎日を過ごしましょう!